決算プレイというワードをどこで覚えたかというと、カブドットコム証券(現、三菱UFJeスマート証券)投資ストラテジストの河合達憲さんからだ。河合さんの定義とは異なっているかもしれないが、自分はこれを決算跨ぎと解している。(笑)
2012年あたりは、ちまちま新興株相場を使ってリスクの高い決算跨ぎをやっていた。
決算跨ぎの勝率は上々
決算跨ぎはその通り、株を買った状態のまま、企業の決算を通過することである。空売りポジションをもったままのそれでも、決算跨ぎというらしいが、ワイは現物でやっていた。相場は新興株市場。当時は東証マザーズでやっていた。証券会社はカブドットコム証券である。
勝率は良かったと思う。どういう方法でやっていたか。参考書とスクリーニングである。この時点で『オニールの成長株投資』(パンローリング)を2周ぐらい読んでいた。内容は前年、からの成長率の高い銘柄を選べ。典型的なチャートのパターンを探せ(ex.取っ手付きカップ)。ブレイクアウト時の出来高に注目せよ。みたいな感じ。
これを超単純に解釈して、4半期決算が前年または前4半期よりか25%以上、増収増益している銘柄をスクリーニング(だいたいIT系ばっかり)。取っ手付きカップのチャートパターンはそうそうないので無視。出来高無視。
こういう銘柄に決算直前で1単元投資。4半期決算の決算短信などで、予想通り25%以上増益で、来期以降を先読みした株価が急騰。発表後すぐに売却。これでだいたい2,3回ぐらい。毎回4万ほど儲けていた。
やっぱリスク高いよね
結構、毎回儲けられたわけだが、やはりリスクは高い。たまたま儲けられただけだ。たまたま上がる銘柄が選べていただけ。まぐれ。間違っても、エッジなんてないよねと。
同じようにやっても上がらなくなる。逆に下がるとか。あるときから買い残を気にするようになる。すると、全然上がらん銘柄は大概、買い残がすごくたまっている銘柄であった。その時に感じたのは同じように決算プレイで跨ぐ奴らが信用買いで準備しているということ。
決算後に速攻で決済されて、好決算がでても差し当たって上がらない状況になってきた。だから、やめることにした。
教訓
決算跨ぎで得られた教訓は何か?
それは変動要因よりかは需給の方が重要なんじゃあないかという疑いをもつこと。
それまでは変動要因が投資判断の根拠であると解していた。例えばこのあたりでいうと、ギリシャ国債暴落による欧州銀行の債務不安問題。ギリシャの信用が落ちたことにより、ギリシャ国債が大暴落。ギリシャは日本のように国内の銀行が安定的に国債を保有しているわけではなく、他の国の銀行からが大半だった。欧州の大きな金融機関は、ギリシャ国債をもっていたため、暴落により自己資本の評価ががた下がりする。こうしてギリシャからヨーロッパ全体に債務不安が広がっていった。
連日のように、新聞・ニュースで報道される。またまた関連要因不安が広がった。株は下落。また、下落の繰り返し。都度また、こういう要因がでて下がっちゃったね。そう思っていた。
たしかに、この情報は株を下落させる要因ではある。しかし、この情報をみて売る判断をして売り注文を出すのは、人の考えによるものである。ある情報がでたから、その情報自体が価格を動かすのではないということだ。こう考えると、必然、投機筋の動きも意識できるようになる。
新興株市場でも、(ワイを含む)投機的な個人が決算にむけてせっせと、信用買残を高めていたわけだ。


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