2013年、バリバリアベノミクス相場だった年。ワイは某地方銀行で電話営業をしていた。成績は芳しくなく、月々の売り上げ平均は300万ほど。月々のノルマが次々と積みあがる不満と不安。そんな中、一人執務室の緊張感から抜け出し、トイレトレードをやっていた。
トイレトレードで成果があがる背景
米・欧はリーマンショック後の立て直しで、中央銀行の量的緩和政策が実施された。一方、日本はそれに出遅れていた。米ドルは政策の影響でどんどん安くなるのに、日本はいつまでも単なるゼロ金利政策のみ。がんがん円高が進んでいた。これが当時の民主党政権の時代である。
2012年、第2次安部政権となり、日銀総裁は黒田東彦総裁となる。ここから、遅ればせながらやっと実施された量的緩和政策でドル円相場の流れが変わる。当時はドル円と日本株の相関性が高く、円が安くなれば、日本株が上がるというのが明確であった。
ワイは2013年の初めに入社して、思いっきりアベノミクス相場まっただ中だったわけだ。もうあまり面白くないかもしれないが、相場がお祭り相場だったのである。なので、株を買う方向にトレードすれば、大概の人が儲かる相場だったのだ。
取引銘柄・手法は?
取引銘柄は日経平均ブル2倍上場投信(ETF)である。
手法は簡単だった。押し目らしきものが見えたら、投資する。そして、2万ぐらい評価益ができたら、利確するだった。なおこの時は信用取引はやっていないので、一日の中で行って来い(買って→売る)をすると、もうその日は購入できない。なので最大、数日間~スウィング程度の期間でホールドしてから決済という流れだった。
ワイが属している場所は見た目はコールセンター、向かい合った机の島のかたまりが6島ぐらいあり、前に管理者が座っている。特に休み時間がはっきりと設定されていない。各自、都合の良いところで(トイレ休憩も含め)取ってよい比較的緩い現場であった。
業務は外貨・投信の営業だったので、モニターには相場情報が映し出されている。その情報を見て、都合の良いところでトイレ休憩をとればよかった。
反省・危惧
頻繁に取引する必要がなかった。量的緩和の金融相場なので、何も考えずに初めにボンっと投下して、あとはそのまま放置するだけで良かった。
現在は、例えばSBI証券や楽天証券ではこういう日経2倍の売買手数料は無料である場合が多いが、当時は違ったと思う。売買回数が増えるごとに毎回手数料がかかっている。
また、お祭り相場とはいえど、値動きを見ているともうそろそろ天井なのではないかと思いがちで、利小損大にもつながる。この時はアゲアゲで買い場がないほど押さないような相場だったからいいものの、違う相場なら負けてただろう。
あたりまえなんだが、これも儲けていたからよいが、損をしていた場合は仕事どころではなくなるリスクがある。株価の値動きに、気持ちが行き過ぎて、仕事のパフォーマンスが落ちる。下手すりゃクビ・失脚につながる。
結果・結論
おそらく10回以上は取引して、計20万ほどの売却利益が出ただろう。ただし、一般口座で(笑)。これは無理はない、なんせNISAが始まったのが2014年なんだから。
結論、トイレトレードはやめた方がいい。ワイはたまたま、2倍とは言え日経平均という平均に投資(投機?)をしていたからいいものの。個別株でトライしてたらこうはいかなかったと思う。じゃあ平均系でやればいいのか?わざわざ業務中にやる必要がない(笑)時間外などで、落ち着いてオルカンみたいなのを購入すればよいと思う。

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